Life Flow 生命流転 4曲屏風

 

Life Flow  コール·ノートン 2021年制作 四曲屏風「生命流転」展示 

古代とそして現代の生き物、植物、人々の脈々と続く生命は、変化し、 広がり、次の命へと繋がって進化してきました。屏風の各面は、<太古の鼓動>·<人間>·<涅槃>·<心>と異なるテーマを持ちながらも、互いに繋がり、共に物語を紡ぐ大作四曲屏風「生命流転」を表は日本画、裏を水墨画で描き上げました。

青梅黒沢に越して5年目、四季を通じて観て、描いてきた花々、自然、人々。移り変わる四季の身近な花々の美しさや、人々の心に潜む光の ような美しさを描きたいと願いました。このような時期だからこそ、身近 に潜む美しさに目を向け、心休まる時間になれば幸いです。 -コール·ノートン 

会期:10月7日(木)~10月10日(日) 10:00-16:00 

※10月9日(土曜日)のみ12:00-17:00 

<観覧無料>マスク着用·感染症予防対策ご協力をお願い致します。

会場:黒澤山聞修院本堂 (東京都青梅市黒沢3-1578) 

·駐車場有、青梅駅から徒歩30分·東青梅駅発梅74バス成木方面行柳川停留 所から徒歩10分 ·http://www.monsyuin.org(聞修院)·お寺までの地図有 

·展示に関するお問い合わせ:080-7808-6539 (ノートン 晶) 


掲載写真は全て屏風各面の一部です。

·屏風サイズ:180cm x 328cm

·使用画材:純金箔、天然岩絵具、墨、和紙 

四曲屏風 「Life flow 生命流転」 コール・ノートン 2021年作  (English description coming soon)

この作品のテーマは、生命の流れと変遷です。物語の始まりは、後面の真っ白な和 紙。この面は、「空」を表し、宇宙の起源であるビックバンの状態を表すものです。 何もない空の状態から◯が生まれ、△へと変化し、そして□へと変化してゆき、世 界へと生まれゆく生き物の形へと変化してゆくのです。◯△□は、全ての物事の始 まりの姿。和紙に墨のみで一気呵成に描いたものです。

・一面「太古の鼓動」

その始まりから、表の一面「太古の鼓動」へと繋がります。 太古の鼓動は、太古に存在し、生きていた動植物とその進化を描いたもの。その生 命の変遷の源流を見ると、◯△□から派生する、細胞分裂や、生命、微生物、そし て魚、そして動物へと変化してゆきます。

・二面「繁栄」

人間が生まれ、自然との繋がりを模索しながら、人間であること、そして身体を持 つということについて模索し、謳歌し、自然と、お互いと共生していく姿です。

・三面「涅槃」

美しく咲き誇り、命を流転させ行く花々や植物達。一番下の小さな春の芽吹きから
始まり、四季折々の素晴らしい変化をもたらし、虫や小さな生き物にも命をもたら
します。
・四面「神話と文化、祈り」

西洋の神話のメドューサから始まり、様々な人間の苦悩と、そしてそこから立ち上 がり、希望へと向かう人々の姿が描かれています。正面に手を広げる芸妓さんの姿は、自らの信じる道へと向かい日々鍛錬を重ね、生きていくアーティスト、修行者の姿です。希望に向かう時も、苦悩の中にある時にも、頭上にたたずむシッダールダ、ブッダになる直前の修行者としてのブッダを描いた姿が見守ってくれているようです。